日経平均先物(期近) 1分足チャートと出来高
イベント:[10:15]中国・人民元基準値 発表
6日午前の東京外国為替市場で円は急伸し一時1ドル=118円35銭近辺と昨年10月15日以来、約3カ月ぶりの高値を付けた。
10時15分ごろ、中国人民銀行(中央銀行)が6日の人民元の対ドル基準値を約4年9カ月ぶりの元安水準に設定したと伝わった。
前日には中国人民銀が元買い・ドル売りの為替介入を実施したとの観測が出ていただけに、「資金流出が止まらないほど中国経済の状況は悪いのではないか、との連想が働き、リスクを避ける目的の円買いが膨らんだ」(国内銀行)との声があった。
東証10時、下げ幅100円超す 円高や中国経済指標への警戒感で :日本経済新聞
6日の前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は弱含んだ。下げ幅は一時100円を超え、1万8200円台前半まで水準を切り下げた。
中国メディアの財新と英マークイットが発表する昨年12月の非製造業購買担当者景気指数(PMI)への警戒感から、利益確定売りの勢いが増した。
円相場が1ドル=118円35銭近辺と3カ月ぶりの高値水準に上昇したことも投資家心理を冷やした。
4日の上海株式相場の急落のきっかけになったのが、製造業PMIの低迷だった。非製造業PMIの内容次第では同様の展開があり得るとして、買いに慎重な雰囲気につながった。
どちらかというと、10:15(人民元基準値の発表)からの下げは、この時点(1/6)では、中国・非製造業PMI発表前のポジション調整から売られたような感じの解説になっているような印象。
1/7(10:15) 日経平均先物(期近) 1分足チャートと出来高 - izumomaru
1/8(10:15) 日経平均先物(期近) 1分足チャートと出来高 - izumomaru
そういえば、 このようなツイートが:
人民元切り下げと原油安は、ドル安・円高要因だと、今では誰もが信じて疑いませんが、昨年8月の反応は真逆でした。https://t.co/bkbBCcfVpL(PDF) pic.twitter.com/al3JgqKwuJ
— 神田卓也 (@KandaTakuya) 2016, 1月 12
2015年8月のときは、人民元切り下げは、円安要因とみられていたみたい。
市場が注目する「10時15分」、人民元基準値が最大の焦点に | Reuters(2015/8/13)
市場の注目が午前10時15分(日本時間)に集まっている。
中国人民銀行がその日の人民元の基準値CNY=SAECを発表する時間だ。
突然の大幅引き下げによって、世界中の市場が混乱する中、関係者は固唾(かたず)を飲んで発表を待ち構えている。
日経平均.N225は午前10時15分に前場高値2万0535円まで上昇したあと反落。同18分に前場安値となる2万0306円を付けた。3分間で約230円の急落だ。
その後、再びプラス圏に浮上するという目まぐるしい展開となっている。
短期筋がタイミングを合わせて日本株先物などを売買する動きもあり、人民元相場が落ち着くまで、しばらくは目が離せない時間帯になりそうだ。