日経平均構成銘柄の寄与度
3日の主な動意銘柄―IHI、デンソー、ガンホーなど安値更新(サーチナ) - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス
【上昇銘柄】
▽NTTデータ <9613> 6260 +310
16年3月期第3四半期は営業益32%増▽GSユアサ <6674> 460 +47
15年10-12月期の利益が前四半期と比較して大幅に改善▽JX <5020> 457.7 +15.2
16年3月期業績予想の下方修正でアク抜けか▽OKI <6703> 144 +7
16年3月期第3四半期は最終赤字も通期計画据え置きで▽横河電 <6841> 1339 +24
16年3月期業績予想を上方修正
【下落銘柄】▽カシオ <6952> 2054 -414
16年3月期第3四半期の営業益が市場コンセンサス未達▽デンソー <6902> 4759 -363
昨年来安値。16年3月期業績予想の下方修正で最終減益へ▽野村 <8604> 600 -68.7
16年3月期第3四半期は税引前利益2ケタ減▽IHI <7013> 197 -50
昨年来安値。16年3月期の最終赤字予想や期末配当の見送りを嫌気▽マツダ <7261> 1956 -183.5
円安一服が重し。中国での追加リコールも売り材料に
日経新聞(2016-2-3)『還元拡大でも急落 カシオ株が映す悲観論 :日本経済新聞』より引用:
市場関係者を特に驚かせたのはカシオ計算機株の暴落だ。
前日発表の2015年4~12月期は2年連続の最高益。
同時に自社株買いの実施計画を公表したにもかかわらず、カシオ株は前日比17%安まで売り込まれた。
「決算に対する証券アナリストの評価は悪くなかったが……」。
英系運用会社、ドルトン・キャピタル・ジャパンの松本史雄ファンドマネージャーは3日、急落するカシオ株を見て首をかしげた。
時価総額の大きい企業で構成する「日経500種平均株価」採用銘柄の前日終値と比べた株価騰落率を見ると一目瞭然。
下落率は前日に今期3度目の下方修正を発表したIHIに次ぐ大きさだった。
市場が特に驚いたのは、カシオが決算と同時に自社株買いを発表したのに全く好感されなかったことだ。
最近の経験則では株主還元の拡大は「買い」。
ドルトンの松本氏は「16年3月期の業績未達懸念が高まった」と分析する。
15年10~12月期の営業利益は118億円と、事前の市場予想平均(134億円)を下回った。
過去の好調な業績や、自社株買いによる短期的な需給の引き締まりを好感するのではなく、先行きへの不安が勝ったというわけだ。