日経平均構成銘柄の寄与度

 

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マイナス金利導入の影響で、銀行の売りと不動産の買い、が大きく動意づくなか、

決算内容や株主還元策に反応して、大きく動く銘柄もあるとのことだった。

好意的に書かれてあったけれど、決算で、こんな銘柄がこんなに動くものなんだなぁと思ったり。

 

 

 

日経新聞(2016-2-1)『株大幅高、日銀緩和に業績改善の思惑ピタリ :日本経済新聞』より引用

マイナス金利導入で収益悪化懸念が強い銀行株を売って、金利低下の恩恵が予測される不動産株を買う「マイナス金利プレー」は、先週金曜に続きこの日も見受けられた。

 

だが、同時に日経平均採用225銘柄の上昇率上位には資生堂ソニー、NTTドコモなど好決算や株主還元強化を発表した銘柄が並ぶ。

 

資生堂は一時20%高まで急伸した。

2015年12月期の連結純利益が230億円になったと前週末の取引終了後に発表し、従来予想(130億円)を上回ったことが好感された。

 

ソニーも2015年4~12月期決算(米国会計基準)の連結最終損益が2361億円の黒字(前年同期は191億円の赤字)だったと発表し、一時16%高まで買われた。

 

NTTドコモの場合は、好決算に加え、1日から16年末まで最大5000億円の自社株買いを実施すると発表。

積極的な株主還元を評価した買いが膨らみ、一時14%上昇した。

 

 

再編ニュースが出た新日鉄住金も一時11%高まで買われた。

場中に日新製鋼を17年3月をメドに買収する検討を始めたと発表。

同時に1000億円を上限とする自社株買い実施も明らかにした。

 

 

 

1日の主な動意銘柄―NTTドコモや明電舎が高値更新、日新製鋼や東光なども堅調(サーチナ) - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス

【上昇銘柄】

▽味の素 <2802>  3158 +321.5
 昨年来高値。野村証が目標株価を3500円に引き上げ


ソニー <6758>  2836 +313
 16年3月期第3四半期は営業益2.3倍


資生堂 <4911>  2524.5 +284.5
 15年12月期業績予想を上方修正

明電舎 <6508>  522 +60
 昨年来高値。16年3月期第3四半期の赤字幅縮小を評価

▽NTTドコモ <9437>  2885 +358
 昨年来高値。16年3月期第3四半期は営業益2ケタ増

新日鉄住金 <5401>  2347 +221
 4.33%相当となる上限4000万株の自社株取得を好感


日新製鋼 <5413>  1296 +169
 新日鉄住金 <5401> による子会社化検討を材料視

 

【下落銘柄】

トクヤマ <4043>  177 -59
 昨年来安値。16年3月期業績予想の修正で最終赤字幅拡大の見通しに

▽三菱UFJ <8306>  576.1 -33.3
 昨年来安値。マイナス金利導入の影響警戒が継続し銀行株や保険株は軒並み安

 

注目銘柄ダイジェスト:村田製、資生堂、ソニーなど大幅高、メガバンクは3社とも5%超安(フィスコ) - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス

<8750> 第一生命 1455 -178.5
大幅安。

JPモルガン証券(JPM)では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げしている。目標株価は2450円から2000円に引き下げている。

日銀の政策変更によって、超長期金利がさらに低下する可能性が高まったことを格下げの背景としている。

同社は金利低下の感応度が高い一方で株高円安のメリットは相対的に大きいが、資産と負債のデュレーションを踏まえると、15年と20年や30年金利差が縮小した場合のマイナス影響が相対的に大きいと指摘。

 

保険も、マイナス金利の影響を受けてマイナスだったみたいだけれど、すべてがすべて、相対的に弱かったわけでもないようだった。

なぜ?

 

このような記事があった:

日経新聞(2016-2-3)『マーケット総合2 マイナス金利、金融株明暗 銀行・生保、利ざや縮小懸念 セブン銀などに買い集中』より引用:

 日銀が先週末に発表したマイナス金利政策を巡り、金融株の値動きでくっきりと明暗が分かれている。

利ざや縮小の懸念を背景に銀行や生保株が売られる半面、決済に特化したセブン銀行などマイナスの影響を受けにくい銘柄に買いが集中している。

損保株も比較的底堅い

 

 

金利が下がれば預金や市場を通じて資金を調達し、運用や融資に回して利ざやを稼ぐ銀行の収益を圧迫する。

SMBC日興証券の試算では利ざやが0.05%低下すると、メガバンクの純利益を平均5%弱押し下げるという。

 

法人・個人向けの貸し出しが原則認められず、国債での運用比率が高いゆうちょ銀行や、保険料を長い期間で運用する生保にとっても、金利低下の悪影響は大きくなるとみられている。

 

これに対して、ATMの手数料収入が収益の多くを占めるセブン銀などはマイナス金利の影響を受けにくいとみられている。

円安の恩恵を受ける海外事業の比率が高く、運用の期間が短い損保も金利低下が収益に与えるダメージが比較的小さいとの指摘がある。

 

 

 

ざっと見ていると、私鉄のチャートが「きれい」だなぁと感じた。

 

 

 

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